「障がい」も「生きづらさ」もアートになる。長野・松本発「対話アート2026」、入院経験のある子どもの作品を8/31まで公募中
入院を経験した(している)子どもたちも対象。「障がい」や「生きづらさ」をテーマにしたインクルーシブアートプロジェクト「対話アート2026」が作品を募集中。マンガ・デジタル作品の公募も同時開催。応募は8月31日まで。
ある調査結果によると、日本では「障がい者と関わったことがない」という人が51.9%を占めるそうです。人口の半数を超えるというこの結果、ちょっと驚きませんか?
ダイバーシティ&インクルージョンという言葉はよく耳にするのに、そもそも「障がい」に触れる機会自体が少ない。そんな社会の”すれ違い”に、アートという切り口で風穴をあけようとしているプロジェクトがあります。
それが、長野県松本市を拠点に活動する一般社団法人ナナイロが手がける「対話アート2026」。2026年6月から、2つの作品公募がスタートしています。

表現のハードルをぐっと下げるプロジェクト
「対話アート」は、2022年にスタートしたインクルーシブアートプロジェクト。
「障がい」や「生きづらさ」をテーマにしたアート作品を、街中の公共スペースに展示するCommons Art Projectとして活動を広げてきました。2024年には長野県内33箇所で展示を実施するなど、着実にスケールアップしています。
注目したいのは、このプロジェクトのコンセプト「マイノリティ・エンパワーメント」。

「常に社会を変えてきたものはマイノリティから生まれてきた」。この力強いメッセージのもと、社会の中心にマイノリティを置くことが地域の豊かさにつながると発信しています。
そして注目のポイントは、完成された作品だけでなく「実験的な試み」や「未完成のアイデア」まで幅広く歓迎していること。アートって敷居が高そう……と感じる方も、安心してチャレンジできる仕組みになっています。
募集中の2つの公募をチェック!
01|対話アート2026 IN HOSPITAL(入院する子どもの作品公募)

病院という社会から隔絶された空間にいる子どもたちの表現を、街中へ届ける公募です。
- 応募資格:長野県内で入院している、または入院経験のある18歳未満の方(ご家族や知人からの推薦もOK)
- 作品規定:形やサイズは一切不問。自薦・他薦どちらでも応募可能
- 参加特典:出品者全員に「ナナイロカレンダー2027」と「対話アート2026図録」をプレゼント
入院中の子どもたちは、豊かな感受性やユニークな視点を持ちながらも、それを外の世界と共有するチャンスがとても限られています。この公募は、子どもたちと社会をつなぐ”新しい接点”になることを目指しているそう。
02|対話アート2026 SIGNALS(マンガ/デジタル作品公募)

マンガやデジタル作品を通じて、障がい・生きづらさ・孤独・共生といったテーマを自由に表現できる公募です。
- 応募資格:長野県内出身または長野県内在住の作家
- 募集部門:「デジタル作品部門」と「マンガ作品部門」の2部門
- 入選特典:各部門入賞30,000円(複数作品を選定する場合あり)
- 作品規定:デジタル形式で提出できれば形やサイズは自由!
デジタル作品部門では写真、アニメーション、映像、AI作品、インタラクティブ作品まで形式不問。マンガ作品部門も1ページマンガ、4コマ、Webtoon、エッセイマンガなどジャンルを問いません。
当事者だけでなく、支援者や関心のあるすべての方が応募できるのも大きな魅力です。

スケジュール&展示情報
- 公募期間:2026年6月1日(月)〜8月31日(月)
- 審査結果通知:9月30日(水)までにメールで連絡
- 展示期間:2026年11月8日(日)〜22日(日)
- オープニングイベント:2026年11月8日(日)
- 展示会場:マツモトアートセンター / 松本駅 / 栞日(予定)
- 出品料:無料
展示期間中は、海外アーティストを招聘する「対話アートA.I.R」や、長野県内の12人の障がいのある作家を集めた展示も同時開催予定。この秋、松本の街全体がインクルーシブアートに包まれる2週間、お見逃しなく!
応募はナナイロ公式ウェブサイトの応募フォームから。
気になった方はぜひチェックしてみてください。