0歳から楽しめる「ベイビーシアター」。佐久市の舞台芸術フェスを親子で体験
長野県佐久市で毎年夏に開催される舞台芸術フェス「キッズ・サーキットin佐久」。0歳から楽しめる「ベイビーシアター」を、生後5ヶ月の娘と鑑賞してきました。赤ちゃんが集中して観る演目の工夫やチケットの買い方をレポートします。
0歳ベビーと一緒に、様々な音楽イベントを楽しんでいる、新米ママ&演奏家の竹内遥香です♪
今回は、佐久市で毎年夏に開催されている、児童・青少年のための舞台芸術フェスティバル「キッズ・サーキットin佐久」を生後5ヶ月の娘と2日間鑑賞してきました。
私たちが鑑賞した「ベイビーシアター」にはワクワクと発見がたくさん! 赤ちゃんから大人まで、ファミリーで舞台芸術に触れることのできるイベント体験をレポートします。
「キッズ・サーキットin 佐久」ってどんなイベント?
「キッズ・サーキットin 佐久」は毎年夏に開催されている、児童・青少年のための舞台芸術フェスティバルです。
今年(2026年)は3日間開催され、佐久市内のコンサートホールや子育て支援拠点を全5施設使いながら、全24公演が行われました。

どの公演も、日本各地で公演を行っているプロの劇団・団体によるもの。
演奏家ママとしては、地方公演だと1公演だけでもリハーサル等で大変なのに、それを3日間で18団体・24公演を行うというのはものすごい規模のイベントだなと思います。しかも、それが子ども向け! 佐久市、すごいです。
コンサートホールで行われる公演は、3歳から上の年代がおすすめとなっていて(3歳未満も鑑賞できます)、内容は演劇・ミュージカル・人形劇・サーカス・コンサートでした。パンフレットに全公演の写真が載っているのですが、どれも本当に楽しそう! 子どもが大きくなったら、一緒に観に行くのが楽しみです。
コンサートホールの公演は、パスポートを購入し(佐久市外の子ども・大人はひとり2000円)、観たい公演をLINEから鑑賞予約すれば、3日間の全公演が見放題! ネットからでも購入できるので、市外の人も行きやすいと思います。
ベイビーシアターとは?
複合施設「こども・子育て支援拠点」では、3歳未満の子どもが対象の「ベイビーシアター」が行われました。

「ベイビーシアター」には私も初めて触れたのですが、「赤ちゃんの発達時期に合わせた体験型の作品」なのだそう。
ベイビーシアターはチケット制で、3日間日替わりで公演内容が変わるので(1日2回公演)、観たい公演日・時間のチケットを購入する形でした。
このチケットは佐久市内でしか買えなかったため(2026年時点)、私のような市外の人は購入するのが少し大変だなと思いました。私が開催1カ月前に買いに行ったときには、すでに満席の公演もあったため、早めの購入がおすすめです。
今回の会場、佐久市こども・子育て支援拠点施設に到着!
佐久市のこども・子育て支援拠点に初めて来ました。

2026年4月にオープンしたこの施設は、こども家庭センターや児童館、つどいの広場などがあり、いわゆる子育て支援センターのような施設ですが、2階の遊びフロアを見学してびっくり! 小さなテーマパークのような、楽しそうな空間でした。市外の人も、利用者登録・料金支払いで利用できるそうです(土日祝は予約制)。
今回の会場は、入り口から入ってすぐの1階のお部屋。近くにおむつ交換台や授乳室もあり、私たちのような遠方からの参加者も安心です。
1日目「ベイビーミニシアター『あ・の・ね』」
1日目の公演『あ・の・ね』は、演者さんを囲むように円形に席が用意されていました。観覧する親子は15組ほど。

まず、開演前の開場時間も演者さんがいることに驚きました!
一般的なコンサートだと、開場中は席について静かに待ち、開演すると出演者が出てくる……というパターンが多いので、私にとっては初めての経験です。演者さんに聞いたところ、赤ちゃんが空間や演者に少しでも慣れられるようにという、ベイビーシアターならではの工夫だそう。
開演前の時間は、3人の演者さんが子どもたちにたくさん話しかけていました。

娘が寝返りしたところに、演者さんが話しかけに来てくれました。
この距離感! コンサートホールだとステージを遠くから眺めるようになるので、赤ちゃんの視力だとぼんやり……という感じかもしれませんが、ベイビーシアターは近距離でパフォーマンスが行われるので、赤ちゃんもとても楽しそう😊
しかし、人見知り&場所見知りがひどくなってきた娘。この写真を撮った5秒後にはギャン泣きでした🤣
周りの子どもは、ハイハイや歩けるようになったくらいの年齢の子が多く、娘は最年少でした。近距離でパフォーマンスが行われるため、ねんね期の子どももゴロンとしたままで視界にパフォーマンスが入り、楽しめるのも魅力です。
そして、パフォーマンスが始まりました。
職業柄、ミュージカルやオペラ、演劇やダンスなど今までに様々な舞台芸術を観てきましたが、ベイビーシアターはまさに新感覚!
『あ・の・ね』は、パントマイム×ボディパーカッション×ダンスの融合という感じで、教育テレビの世界観を目の前で、生で観覧しているという感覚でした。
セリフは擬音語のような簡単なもののみで、身体の動きでストーリーを進めていきます。模様のついたカラフルな衣装で動く演者さんを、子どもたちは興味津々で見つめます。
パフォーマンス中に子どもが自由に身体を動かして参加してOKということで、演者さんの動きを子どもが真似しながら中央の空間に出て行ったり、一緒に足で床を鳴らしたり……と、子どもたちも即興で一緒にパフォーマンスを創り上げているかのようでした。
娘は大迫力のパフォーマンスにびっくりしながらも🤣、約20分間集中して観ていて、5ヶ月の赤ちゃんがこんなに集中することってあるんだ……!と親がびっくりでした。演者さんにお聞きしたところ、脳科学の先生にパフォーマンスを監修してもらっているそうで、視覚聴覚だけでなく、床を鳴らす振動などで触覚も刺激し、赤ちゃんの脳に働きかけるように構成されているそう。
最後は演者さんと子どもたちでリズム遊びをして終演。終始子どもたちが楽しそうで生き生きしていました。
2日目『アララ・ホララ・ソララ』

『アララ・ホララ・ソララ』は、前方で行われるパフォーマンスを2〜3列の席から見るというフォーメーション。一番前に座らせてもらいました。

1日目と同様、開演前の時間はすでに作品の世界観に入った演者さんが、小道具で遊びながら子どもたちとコミュニケーションを取っていました。
娘にも手を振ってもらいました。場所にも慣れたのかニコニコの娘にひと安心😂
お客さんひとりひとりを認識してもらえるって、小規模会場ならではのメリットでとても嬉しいことですよね。
パフォーマンスが始まると、かわいらしく飾られたスピーカーから、不思議でかわいらしい音楽が流れてきました。赤ちゃんも安心して聴ける、優しい音です。

こちらも、ダンスのような動きと「アララ?」のような簡単なセリフのみで、ストーリーが進んでいきます。
動きと共にボールが飛んできたり、音が鳴るお手玉をしたりと、視覚も聴覚も楽しいプログラムです。子どもが思い描くお話や、子どもが見る夢ってもしかしてこんな感じの世界観なのかな?と、大人もワクワクさせられます。
カラフルな衣装と、どんどん出てくる小道具に子どもたちは興味津々!
20分間のパフォーマンスを、子どもたちは集中して観ていました。娘は迫力に泣きそうになる場面もありましたが🤣、最後まで真剣に見つめていました。赤ちゃんをこんなにも集中させるパフォーマンスに親がびっくりです。
最後は子どもたちみんなで、パフォーマンス中に登場した楽器や小道具で自由に遊ばせてもらいました!


生まれて初めて触る楽器ばかりで、興味津々の娘。親も自然と楽しくなってしまいます。そんな貴重な経験をさせてもらって、終演です。
発達に合わせた演目に感動

今回、ベイビーシアターを初めて観覧しましたが、赤ちゃんの発達段階に合わせた演目がこんなにも子どもに刺激を与えるのだなと、驚きました。子育て支援施設で、このような本格的な舞台芸術に触れられることにも感動です。演者さんから「ベイビーシアターはまだ日本であまり広まっていないので、もっと広まるといいな」とお話を聞いたのですが、そんな貴重な舞台が佐久市で観られるというのはありがたい機会です。
「年々子どもの成長と共にベイビーシアターの見方・参加の仕方が変化する」というのが楽しいポイントだということも、演者さんが話してくれました。我が家も早速、毎年参加したくなりました♪
「キッズ・サーキットin 佐久」の次回開催は来年になると思いますが、市外の方も参加できるイベントなので、子どものための舞台芸術をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
【体験したこと】
キッズ・サーキットin 佐久
https://kids-saku.jp/
佐久市こども・子育て支援拠点施設https://www.city.saku.nagano.jp/kyoiku/kosodate/kosodateshien/kosodateshienkyoten/kodomokosodate-kyoten.html